今の会計事務所に居続けるのはもう難しい…。
そろそろ次の転職先を探したいと思っているけど、
税理士におすすめの転職サイト・転職エージェントってどこ?
税理士・科目合格者が転職を考えた際に、初めに悩むのは『どの転職エージェントに登録すればいいのか?』ではないでしょうか。
税理士向けの求人を扱う転職サイトを調べると、20社近くあってどこを選べばいいのかイマイチわからないですよね。
失敗しない転職のためには、良い相棒となる転職エージェントの存在が不可欠です。
本記事では、税理士である筆者が、自分の転職の際に実際に登録・利用してよかった転職エージェントを3つに絞ってお伝えします。
タイプ別におすすめの転職エージェントをご紹介するので、まずは一番気になったところに登録してみれば間違えないでしょう。
転職エージェントには特徴があるので、自分に合ったところに登録することが「失敗しない転職」の第一歩です。
転職を成功させた私の実体験をふまえてのご紹介ですので、リアルなおすすめです。
ご紹介先の3社は全て自分でも登録した先になりますので、安心してお読みいただければと思います。
新卒で入社したブラックな税理士法人から、フルリモート・フルフレックスの自由な税理士法人へ転職した体験をもとにお話させていただきます。
タイプ別おすすめ!税理士が選ぶ転職エージェント厳選3社
転職エージェント | 税理士向け求人数 | 総合評価 | |||
---|---|---|---|---|---|
1位 ヒュープロ | 約6,000件 | 4.3 | |||
税理士・会計業界専門求人サイトで公開求人数NO.1 AIを駆使して条件を絞った厳選の求人を紹介してくれるため、転職先の希望が具体的に決まっていればスピード転職も可能 電話連絡が基本なので面倒なメールやり取りが不要 ※電話は時間指定可 税理士向けの転職に特化 | |||||
2位 MS-Japan | 約2,000件 | 4.0 | |||
求人の質が高く、高年収を狙いたい人におすすめ オフィスへの訪問面談も可能なためリアルな模擬面接が可能 ※オンラインや電話もOK 土曜日も対応可能ため、平日が難しい場合も利用しやすい 実務経験が3年以上ある方は登録して損なし | |||||
3位 ジャスネットキャリア | 約800件 | 3.7 | |||
会計・経理の求人数が業界トップクラス 面談方法(対面・Web・電話)や面談時間(最短10分)も都合に合わせて選択可能 経理経験がない税理士はキャリア相談が充実しているためおすすめ | |||||
【税理士特化】ヒュープロ(Hupro)
出典:ヒュープロ
おすすめ度:
税理士向け求人数:約6,000件(2024年12月現在)
公式サイト:https://hupro-job.com/
最もおすすめの転職エージェントは『ヒュープロ』です。
ヒュープロは、士業・管理部門の求人を専門にした業種特化型の転職エージェントです。
税理士・会計業界専門求人サイトで公開求人数NO.1の実績があり、税理士・科目合格者の転職においては、まず登録しておけば安心の転職エージェントになります。
転職先を探す際に「保有求人数が多いこと」は、選択肢を狭めないために最も重要な事項です。他の特徴ある転職エージェントと併用して登録するのがおすすめです。
求人検索条件が細かく「こだわり条件(複数選択可)」で希望の条件の絞り込みもできるので、自分に合う求人を簡単に検索することができます。
ヒュープロは早期転職も得意としており、独自のアルゴリズムで求職者のスキルを全てスコアリング化し、そこにマッチした求人を紹介してくれるため、内定率の高い求人を素早く紹介することが可能だそうです。
「マッチング期間は平均21日」と業界相場の1/3のスピードで、時間がない転職活動の際もスピーディーに対応してくれます。
逆に「中長期のキャリア相談」にも対応してくれているので、求人を探しながらキャリア相談を利用する使い方もOK。筆者はヒュープロへ登録してから、約1年かけて転職活動をしていました。
会員登録は公式サイトより
筆者(現役税理士)の一言アドバイス
税理士・科目合格者の転職では、まず『ヒュープロ』に登録しておけば全方向に対応できるので、登録必須のエージェントです。
私も一番初めに登録して利用開始していました。担当者も丁寧な人で「税理士向け求人」「経理に転向する場合の求人」どちらも用意してもらっていました。
公開求人数NO.1なのでBIG4税理士法人から小さな個人会計事務所まで幅広く扱っています。スピード転職だけではなく、中長期のキャリア相談もOKなのが嬉しいですね。
評判を調査してみると、下記のような声がありました。
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・応募先に合わせた面接対策を支援してくれる
・地方の求人が少なめで、首都圏の求人が多い
・担当エージェントからの連絡が途絶えた
・レスポンスが早すぎて急かされているような気がした
👇 ヒュープロの利用までの流れ・評判をもっと知りたい方は、こちらの記事も参考にしてください。かなり詳細まで記載しているので登録を迷っている方はぜひ。
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【士業・管理部門特化】MS-Japan
出典:MS-Japan
おすすめ度:
税理士向け求人数:約2,000件(2024年12月現在)
公式サイト:https://www.jmsc.co.jp/
実務経験が3年以上ある方に絶対に登録して欲しいのが『MS-Japan』です。
士業と管理部門に特化した転職エージェントで、経験者向けの求人が多いのが特徴です。
求人の質が高く、MS-Japan利用者の50%以上が年収500万円以上の転職を成功させているため、高年収を目指す方は登録必須の転職エージェントです。
満足度が高いことでも有名で「次の転職時もMS-Japanを利用したい」との声が多くありました。アドバイザーの質が高いので、安心して相談することができます。
税理士向け求人数は約2,000件と少なく見えますが、非公開求人を多く抱えてるため、MS-Japanにしかない求人が期待できます。
社内税理士として、上場会社や一流企業の管理部門(経理)を目指す場合にもおすすめです。
筆者(現役税理士)の一言アドバイス
MS-Japanの求人は質が高く、高年収が多い印象です。
未経験の求人は少ない代わりに、実務経験者は年収アップを大いに目指せる転職になるでしょう。
小さな会計事務所の求人は少ないため、比較的大きめの税理士法人・事業会社を狙う人に登録して欲しいです。
税理士の資格を活かしたコンサルティング業務がやりたい方もぜひ。
評判を調査してみると、下記のような声がありました。
・年収アップの転職ができた
・キャリアアドバイザーの質が高くて丁寧
・次の転職時もMS-Japanを利用したい
・未経験の求人が少ない
・非公開求人が多く自分で求人を探せない
・地方の求人が少ない
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【経理・財務に特化】ジャスネットキャリア
出典:
おすすめ度:
税理士向け求人数:約800件(2024年12月現在)
公式サイト:https://career.jusnet.co.jp/
税理士・科目合格者が事業会社の経理を目指すなら『ジャスネットキャリア』がおすすめです。
公認会計士が1996年の創業して以来、会計・税務・経理・財務分野に特化して転職支援をしています。
担当エージェントは経理業界に精通しており「経理・財務に転職したい」と相談すると、現実的な目線でのキャリアアドバイスをしてくれたのが印象的です。
会計事務所経験があっても、経理経験なしでの転職はハードルが高いので、戦略的にキャリア設計をすることが大切であると教えて貰いました。
ジャスネットキャリアは、公式サイトの情報が有益で、特に「税理士の転職決定版-税理士の資格と仕事と転職のすべてがわかるノウハウ集-」は情報の密度の高いおすすめのページです。
転職に活かせる情報を登録なしで確認できるので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
≻≻ 税理士の転職決定版-税理士の資格と仕事と転職のすべてがわかるノウハウ集-
筆者(現役税理士)の一言アドバイス
税理士資格・科目合格をしても、「税理士業務はもう嫌だ」という方も少なくないのでは?
事業会社の経理は福利厚生が整っていて年収が高い、いわゆるホワイトな職場が多いです。
とはいえ経理・財務については未経験という方も多いはず。
そんな経理に転職したい税理士・科目合格者に親身になって相談に乗ってくれたのが『ジャスネットキャリア』です。
評判を調査してみると、下記のような声がありました。
・経理・財務の求人が多い
・担当エージェントが親身になって相談に乗ってくれる
・企業の情報を詳しく教えてくれる
・転職を急かされた
・担当者の当たりはずれがある
・全体の求人数が少ない
\ 事業会社を目指す /
/ 経理転職ならジャスネットキャリア \
その他の税理士向け転職サイト・転職エージェント
その他の税理士向け転職サイト・転職エージェントで、有名どころを簡単にご紹介します。
その他の転職エージェント
・人材ドラフト
・マイナビ税理士
・レックスアドバイザーズ
・リクルートエージェント
人材ドラフト
出典:人材ドラフト
公式サイト:https://www.jinzai-draft.com/
人材ドラフトは「会計事務所・税理士法人」の求人がメインの転職サイト・転職エージェントとなります。
ひと昔前くらいまでは税理士業界では主流の転職エージェントでしたが、最近は利用者が少なくなってきた印象です。
サポート面で満足度が低い口コミも多いため、サブ利用目的で登録するくらいでよいと思います。
ちなみに私も一応登録はしていましたが、ほぼ使っておらず、求人検索を数回する程度でした。
大手税理士法人というより、小規模会計事務所の求人を探したい人向けです。
マイナビ税理士
出典:マイナビ税理士
公式サイト:https://zeirishi.mynavi-agent.jp/
マイナビ税理士は、「税理士」や「科目合格者向け」の求人を数多く扱っている転職エージェントです。
大手転職エージェントである「株式会社マイナビ」が運営しているため、大手の安心感が特徴です。
転職ノウハウ・転職お役立ち情報他のサイト情報が充実しているため、一度見てみるのは良いかと思います。
目立った特徴はありませんが、安定感のある転職エージェントのため、補完的に利用するのはありです。
レックスアドバイザーズ
出典:レックスアドバイザーズ
公式サイト:https://www.career-adv.jp/
レックスアドバイザーズは、公認会計士・税理士・会計に特化した転職エージェントです。
キャリアカウンセリングの評判が良く、エージェントの質が高いことが特徴です。
反面、未経験の求人は少ないため、経験者は利用してみるとよいでしょう。
比較的大手の税理士法人や事業会社の経理、コンサルティングに興味がある方におすすめです。
リクルートエージェント
出典:リクルートエージェント
公式サイト:https://www.r-agent.com/
リクルートエージェントは、CMでもお馴染みの業界最大手の総合型転職エージェントです。
士業・経理を問わず、あらゆる職種の求人を取り扱っています。
エージェントは税理士業界に詳しいというわけではないため、登録必須ではありませんが、「税理士業界を卒業したい」「幅広い業種をみたい」ということであれば、圧倒的求人数を保有しているためおすすめです。
【タイプ別ランキング】税理士おすすめの転職エージェント
下記では、タイプ別におすすめの転職サイト・転職エージェントをランキング化してみました。
それぞれの目的・希望に応じて登録する転職エージェントを検討してみてください。
① 税理士向けの求人を網羅したい
② 今より高年収を目指したい
③ 事業会社(経理・財務)を目指したい
① 税理士向けの求人を網羅したい
税理士向けの求人を網羅したい方は、公開求人数NO.1のヒュープロがおすすめです。まずは登録しておくべき税理士向けの転職サイトだと考えています。「フルリモート可能」「基本定時退社」等での検索もできるので、条件を絞った自分向けの求人を見つけることができますよ。
② 今より高年収を目指したい
今より高年収を目指したい方は、求人の質が高いMS-Japanの登録が必須です。約50%が年収500万円以上の転職を成功させています。実務経験者は登録することで想像を超える年収の求人に出会えるかもしれません。
③ 事業会社(経理・財務)を目指したい
事業会社(経理・財務)を目指すなら、現実的なキャリアアドバイスをしてくれるジャスネットキャリアの登録がおすすめです。未経験の経理の転職は意外とハードルが高いもの。しっかり相談してキャリアプランを練りましょう。
税理士・会計事務所に多い転職理由とその対策
税理士・会計事務所に多い転職理由は、意外と絞られているものです。
同業の場合、職場環境が似ていて同じ悩みの繰り返しになることも多いため、自分が「なぜ転職したいのか」しっかりと目的と解決策をもって、転職活動に臨むべきです。
ここでは税理士・会計事務所に多い転職理由とその対策についてお話します。
① 労働時間(残業が多い)
税理士・会計事務所は、残業が発生しやすい業種といえます。
特に繁忙期(12月~5月)は、年末調整から個人確定申告・3月決算対応等、税務イベントが密集しているため、職員が疲弊するシーズンとなります。
業界として長時間労働がスタンダードであるため、普通に求人を探すだけでは、労働時間の改善は期待できません。
しかし、意識して探してみると、顧客単価を高くしている事務所や、効率化により残業を少なくする事務所等、長時間労働への対策をしている職場も多くあります。
業界の基本ベースが「残業多め」であることを理解したうえで、「定時退社」や「みなし残業なし」の求人を意識して探してみましょう。転職エージェントにも、労働時間の改善が転職の条件であることをしっかり伝えていくべきです。
私も前職の長時間残業に耐えられなくなって転職した側の人間です。
「寝るの時間」も「友人・家族との時間」も全てが仕事に取られてしまい、病みかけました。
人によって残業キャパが違うと思うので、周りに合わせず『もう無理だ』と思ったら、逃げ出すのが正解だと考えています。
転職をしてみて、職場によって働き方が全然違うことを実感しました。
現在は年収を下げることなく、残業時間は大幅に激減、フルリモートなので通勤時間もカットできています。
もし今の職場で辛い思いをしている方がいたら、「会計事務所はこんなもんなんだ」と諦めることなく、ぜひ様々な職場があることを知っていただきたいです!
② 給与が低い(待遇が改善されない)
残念なことに、会計事務所は低年収なことが多いです。
入社時に聞いていた待遇と違っていたり、担当件数が増えたにも関わらず給与が増えなかったりと、待遇に不満がでてくることはよくあります。
人事評価制度が整っておらず、所長のさじ加減で評価が決まることに納得がいかない方も多いのではないでしょうか。
転職で改善しようとしても、求人情報だけでは本当の給与や待遇の実態が見えないことが多いです。
そのため業界に詳しい転職エージェントから、企業内部の情報をもらうことがとても重要です。
うわべの求人情報のみで判断することはとても危険です。しっかり業界や会社情報を知っているプロに相談して年収アップを目指しましょう。
③ キャリアアップが望めない
規模の小さな事務所では、毎年同じような業務の繰り返しになることが多いです。
経験年数を重ねると、キャリアの成長を感じられなくなり「自分はこのままでいいのだろうか…」と考えることも多くなるのではないでしょうか?
会計事務所からのキャリアアップ・キャリアチェンジでは、「資産税やM&Aなどの特化事務所への転職」「事業会社の経理への転職」「大手税理士法人(BIG4税理士法人他)への転職」を目指す方が多くいる印象です。
キャリアアップ・キャリアチェンジは、自分の良さを売る必要があるため、ハードルの高い転職になります。
転職エージェントを利用すると、エージェント側から推薦文をもらうことができ、未経験の職場への転職を成功させる一手になるので上手に利用していきましょう。
④ 職場の人間関係に悩みがある
会計事務所の人間関係はクセが強いな…と思います。
職場人数が少なく、所長の独断で社内方針が決まるところだと、一度崩れてしまった人間関係を改善することは難しいでしょう。
人間関係で悩むことが多い場合には、従業員数の多い税理士法人へ転職することで、圧倒的な個性は次第に淘汰されていきますし、何かあっても部署の異動で調整してもらうことが可能です。
いっそ「フルリモート可」の職場に転職することで、人と付き合わずに仕事をすることもできます。
人間関係は、環境によって自分ではどうしようもできないケースが多いので、ご自身を責めずにきれいさっぱり環境をリセットしてしまう方がいいと思います。
税理士向け転職サイト・転職エージェントを選ぶポイント3つ
税理士向け転職サイト・転職エージェントはたくさんあり、どれを利用すべきか迷ってしまうと思います。
ここでは、税理士向け転職エージェントをどのように選ぶべきか、ポイントを3つお伝えします。
① 総合型ではなく専門型(税理士特化)を選ぶ
転職サイト・転職エージェントには、大きく分けて「総合型」と「専門型」があります。
・総合型:様々な業種をまんべんなく網羅する転職サイト・転職エージェント
・専門型:特定の業種に特化している転職サイト・転職エージェント
税理士・会計事務所の転職では、断然「専門型」を選ぶべきです。
「総合型」は公開求人数も多く、リクルートエージェントなど、よく耳にする転職エージェントが多いため安心感があります。しかし、税理士・会計事務所のような専門性の高い業種に詳しくないので、キャリア相談に深みがありません。(そもそも話が通じないことも…)
反面、本記事で紹介しているような「専門型」の転職エージェント(ヒュープロ・MS-Japan・ジャスネットキャリア)は、業界をよく理解しており、求人企業の裏情報まで知っています。
税理士業界のトレンドや将来性を加味して、一緒にキャリアプランを考えてくれるプロのパートナーを味方につけましょう。
② 税理士の求人数が多いかチェック
税理士向けの求人を扱う「専門型」転職サイト・転職エージェントの中で、注目すべきは税理士・会計事務所の求人数です。
求人数が多ければ多いほど、数多くの税理士法人・会計事務所から利用され、信頼されていると判断できます。
非公開求人もあるため、公開求人数はあくまで目安となりますが、良い求人を見逃してしまうのはもったいないことです。税理士向け求人数が多い転職サイト・転職エージェントへ登録がおすすめですよ。
③ 気になるところは登録してみる
そのうえで気になる転職サイト・転職エージェントには全て登録してみましょう。
無料で登録・利用ができて、退会のタイミングも自由であるため、あまり転職エージェントを選り好みする理由はありません。どのみち担当者が合うかどうかという問題もあるので、リスクヘッジのために複数社登録すべきだと考えています。
選択肢は多いに越したことはありません。転職に時間的余裕がある場合、様々な視点からのキャリア相談を受けるのも新しい発見があり面白いものですよ。
税理士向け転職エージェントを利用するメリット4つ
税理士向け転職エージェントを利用することで、次のような4つのメリットがあります。
① 非公開求人に応募できる
転職エージェントへ登録することで、一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらうことができます。
企業が非公開求人で求める人物像は、公開求人よりも明確なため、転職後のミスマッチが少ないことが特徴です。
② 応募書類の添削・面接対策サポートが受けられる
転職エージェントを使うと、履歴書や職務経歴書の添削、面接対策、入社手続きなど、税理士・会計事務所の転職に強いキャリアアドバイザーがサポートしてくれます。
内定率が全然違うので、しっかりプロの意見を取り入れて、対策をしていきましょう。
③ 求職者に代わって条件交渉を行ってくれる
転職エージェントのキャリアアドバイザーは条件交渉を代わりに行ってくれます。
自分では主張しづらい年収交渉も行ってくれるので、より理想の環境に近づけることができます。
一人で転職活動を行うと、希望条件を伝えられないまま転職してしまう人もいるかもしれません。キャリアアドバイザーを通じてしっかり自分の希望を伝えていきましょう。
④ 転職前に知るのが難しい内部事情も教えてくれる
キャリアアドバイザーは、企業とのやり取りや、求職者からの情報から、リアルな内部事情(職場の雰囲気、年齢層、残業時間…)を知っています。
一人での転職活動では、応募先について調べるのに限界がありますが、転職エージェントを利用することで「リアルな平均残業時間」「直近の退職者数」といった踏み込んだ内容も確認できます。
職場のリアルな内部事情を知っておくと、転職のミスマッチを防げます。キャリアアドバイザーと一緒に、転職後の働くイメージをしっかり持てる職場を探してみてください。
税理士向け転職エージェントを利用するデメリット2つ
税理士・会計事務所の転職では味方につけるべき転職エージェントですが、登録することによるデメリットもありますので、下記でご紹介します。
① 電話やメールが頻繁に来る
転職サイトや転職エージェントに登録すると、担当者から連絡が来ます。
中には、「進捗確認の電話がしつこい」「メールで求人情報が毎日のように届く」といったケースもあります。
電話やメールが頻繁に来て困る場合には、担当者に「連絡の必要はない」としっかり伝えるようにしましょう。
また「退会する」という手段も取れますので、しつこくて嫌だなと思ったら、キリの良いところで退会してしまうのもありです。
② 担当者と相性が合わないケースも
転職エージェントへ登録すると担当のキャリアアドバイザーが付きます。
ただ、担当者の質・力量は、当たりはずれが大きいところですので、転職エージェント自体の評判が良くても担当者との相性が悪ければ、転職は成功しません。
「担当者の変更」をしても変わらないようであれば、別の転職エージェントをメインにするといった臨機応変な対応が必要です。リスクヘッジのためにも複数社の転職エージェント登録がおすすめですね。
税理士向け転職エージェントを使って転職を成功させるコツ
転職エージェントを上手に使って転職を成功させるためには、コツがあります。
次にご紹介する3つのコツをぜひ実践してみてください。
① 転職エージェントは複数登録
税理士向けの転職エージェントは1つだけではなく複数社登録しましょう。
1つだけでは「良い求人の見落とし」「担当者とのミスマッチ」といった可能性があります。
特に非公開求人は、実際に登録してみないとどのような求人があるか分からないため、選択肢を狭めないためにも登録しておくと良いでしょう。
ただし、登録し過ぎると連絡や求人管理が大変になるので、まずは3つ程転職エージェントを選び、使いやすいものを1~2つに絞っていくと良いですよ。
② 転職先の希望条件は優先度を伝える
担当者に希望条件を伝える際、絶対にやって欲しいのが「希望条件の優先順位付け」です。
厳しいことを言いますが、全てをリセットして得る「理想の職場」なんてものはありません。
皆、どこかで現実と折り合いをつけて仕事をしています。
譲れない条件と妥協できる条件をしっかり区別して伝えることで、担当者はよりあなたに合った求人を探してくれるはずです。
③ 担当者と相性が悪いと感じたら早めに変更
実際に転職エージェントを利用されたことがある人なら感じると思いますが、本当に担当者は「ガチャ」だと考えています。
親身に相談に乗ってくれるキャリアアドバイザーもいれば、さっさと転職させたいオーラが出ている人もいます。
転職を成功させるためには、相性が良い担当者に出会うことも大切です。担当者の変更は一般的なため、我慢をせずに変更を申し出ましょう。
税理士向け転職エージェントを利用する流れ
税理士向けの転職サイト・転職エージェントへの登録が初めてといった方もいらっしゃるかと思います。
次に転職エージェントの登録から利用までの流れをご紹介します。
① 転職エージェントへの登録
利用したい転職サイト・転職エージェントを見つけたら、まずは登録を行います。
登録時には、以下のような情報を入力します。
①希望職種・勤務地 ②経験 ③生年月日 ④電話番号 ⑤名前 ⑥性別 ⑦保有資格 ⑧経験社数 ⑨業務スキル ⑩転職希望時期
登録は数分で終わります。転職サイト・転職エージェントは登録も利用も全て無料なので、気軽に登録してみてください。
② 担当者との面談
登録が完了すると、担当者から連絡があるため面談の日程調整を行います。
現在はオンラインミーティング・電話が主流ですが、オフィスへ訪問して対面面談が可能なところもあります。
面談では、「希望条件(優先順位もぜひ)」や「これまでの経験」「転職理由」等を聞かれるので、ある程度準備して臨むと、有意義な時間になると思います。
③ 求人紹介
面談で聞いた情報をもとに、担当者が求人を探して紹介をしてくれます。
自分でも求人情報をチェックしつつ、気になる求人があれば担当者へ連絡しましょう。
気になる求人は「どこが一番心惹かれたか」を意識して伝えると、次の求人紹介で反映してくれますよ。
担当者は、非公開求人も含めて求人情報を探します。非公開求人は転職エージェントに登録しないと紹介されないため、今まで見たことのない求人も多いかもしれません。
④ 必要書類の準備・面接対策
応募したい求人が見つかったら、「履歴書」「職務経歴書」の準備をしましょう。
キャリアアドバイザーが添削をしてくれるので、絶対に添削してもらうようにしてください。
キャリアアドバイザーは、数々の税理士・会計事務所の転職を成功させた実績があり、頼れる存在です。
プロの目線でチェックしてもらうことで、書類選考率がぐんと上がりますよ。
書類選考を通過したら、次は面接対策です。
想定問答や、模擬面接の対応もキャリアアドバイザーがしてくれるので、めんどくさがらずに面接対策もしっかりしてください。
自分の経験則からも、面接対策をするのとしないのでは、当日の緊張度が全然違います。
⑤ 応募先との面接
書類選考後、応募先との面接があります。
「志望理由」「前職の退職理由」「今後のキャリアプラン」「税理士・会計事務所を志した理由」等は高確率で聞かれるのでしっかり準備しておきましょう。
面接は、逆にこちらから質問できるチャンスでもあるので「どのような仕事が任せてもらえるのか?」等入社後のイメージがつくような質問ができるとよいですね。
⑥ 内定・退職手続き
内定が決まったら、条件交渉・今の職場の退職手続です。
最後の条件交渉までキャリアアドバイザーがしてくれるので、自分の希望はしっかり伝えておきましょう。
退職手続の方法についてもアドバイスしてくれる場合があるので、退職が難航していたら相談してみるのもありだと思います。
税理士向け転職エージェントで転職を有利に進めよう
税理士向けの転職エージェントを使うと、キャリア相談から、応募書類の添削、面接対策などの幅広いサポートを無料で受けることができます。
転職エージェントによって保有求人数や担当者との相性が変わるので、まずは3つ程登録して利用してみるのがおすすめです。
どれを利用するか迷う方は、今回紹介した転職エージェントをぜひ検討してみてください。
一人の転職活動では、求人の情報を調べるのに限界がありますが、今回紹介した税理士向けの転職エージェントを利用すれば、応募先の内部事情や非公開求人を知ることもできます。
税理士向け転職サイト・転職エージェントを利用すれば、無料で効率よく有利に転職活動を進められるので、ぜひ使ってみましょう。