【書評】事例で理解する オーナーと同族会社間の税務

当ページのリンクには広告が含まれています。
書評

同族会社と役員間の取引にについて相談された際、この本が手元にあるとパッと確認できて便利です。

今回紹介したいのはこちらの本!!

事例で理解する オーナーと同族会社間の税務(伊藤正彦)

目次

こんな人におすすめ

こんな人におすすめです。

  • 中小企業(同族会社)がメイン顧客の方
  • サンプル事例から税務論点を調べたい方
  • オーナー会社関連の税務書籍を1冊も持っていない若手

オーナー社長の相談に回答できるようになりたい

顧問先の多くが同族会社という若手職員の皆様、「役員(法人)所有の不動産を賃貸するときの注意事項を教えて?」という社長質問に自信を持って回答できますか?

あまり話題になっているイメージはありませんが、私は仕事中よく確認する書籍の1つです。
書店で目次を眺めて即買いしました。

税務通信を発行している税務研究会が出版している本ですので、実務ベースの回答である安心感があります。

同族会社と役員間の取引は、適正価格を当てはめることが難しいため、指摘されるリスクが高いです。

安易に社長へOKサインを出す前に、課税関係の問題がないか確認するようにしましょう。

目次から相談事例を探そう

最近はネットで検索するだけで、ある程度の回答を得られる時代になりました。

ただ、ネットの回答はあくまでネットの回答です。

この本は目次から調べたい事例を探すことができるので、ネット検索のような気軽さが気に入っています。

手元にあると便利な1冊です。

目次
第1章 会社設立の基本
第2章 役員等の給与
第3章 同族会社・役員間の金銭の貸借
第4章 同族会社・役員間の不動産の貸借
第5章 同族会社・役員間の不動産の売買
第6章 同族会社・役員間の資本取引
第7章 同族会社の自社株式承継
第8章 会社の精算

目次